はてなダイアリー、実際使ってみると

前記事の続き。
IT関連の人向けということで初めてみた、はてなダイアリー。実際使ってみると、はてな記法を筆頭に他サービスとは大きく違う点が目立つのに気づくと同時に、「ああ、なるほど。IT関係者向けな雰囲気だな」という感想を抱いたりも。ということで、ヘルプを見れば普通に載っていることではあるが、いざぶち当たったはてなダイアリーの特徴を逐一この記事にまとめていこうと思う。

JavaScriptを書く位置の記事で、HTML/JavaScriptで失敗時のソースを掲載するのに使ったもの。
改行や空白をそのままの状態で表示するにはpreタグで囲ってやれば良いところだが、HTML等の言語ソースを掲載する場合、更に > や < といった記号を実体参照に直してやらなければ、本来は正しく表示されない。しかし、このスーパーpre記法を用いれば、この変換をサーバー側で自動的に処理してくれる。情報技術者には大変嬉しい機能である。

これに関しては、善し悪しの判断が難しいところ。
以前からこのブログを目にしていた人の中にはお気づきの方もいるかもしれないが、先日から長い記事を「続きを読む」リンクで省略するようになった。というよりは、それまで「続きを読む」機能の使い方がわからなかった、という方が正しい。
世間一般のブログでは当たり前のようについてる「続きを読む」リンク機能であるが、このはてなの編集エディタでは、それに関するボタンが配置されていない。そのため、最近までこの機能が備わっていないものと思っていた。しかし、やはりそんなアホなことあるかいなということで、カスなのでググってみると、ちゃんと引っかかった。このはてなにも、ちゃんとこの機能が備わっていて、希望の位置に=を4つ並べて記載するだけで良いとのことであった。
わかってしまえば、キー入力だけで続きリンクがつけられるので、わずらわしいマウス操作不要であるのは確かに利点である。が、エディタにそれ用のボタンを一切配置しないのは、やや不親切が過ぎるのではないかとも・・・。

まさに今利用中である。本来liタグで記述すべきリストであるが、wiki整形ルールと同様に行頭に - を記述することでリスト構造を作り上げることができる。普段wikiでの編集もそこそここなしている身としては、これもまた嬉しい機能。

TeXがわからない人には何のこっちゃ?というものになるが、平たく言うとHTMLに近い方法で印刷紙面を作り上げるための言語、読み方はテックスではなくテフである。その機能の一部に数式を綺麗に表示するための命令が備わっていて、それをはてなダイアリー内で利用することができる。前記事で\frac{1}{22}などを使ってみた。
しかし、TeXと表記すべきところを、ヘルプではtexとしているのには納得がいかない。


追記(2012/01/17)
TeX記法について。便利に思える反面、仕様にちらほら不満の声も。

  • 記述された内容を鯖のcgiに通してimg要素を出力するというプロセスを踏んでいるわけだが、このimg要素に対してalt属性を指定できない(=テキストブラウザや音声ブラウザではまともに情報認識できない)
  • RSSの中で、TeX記法で記述された部分は丸々省略されてしまう(=RSSリーダーetcでまともに情報認識できない)

こんな閲覧者側に大きく不利益を及ぼしそうな状況であるが、軽くggってみた感じでは、物言いがついているのも関わらず、長らく対応がなされていない様子。そういった状況なので、この機能は数式をゴリゴリ展開する必要がある場合の切り札と認識して、余程のことがなければ安易に使わない方が良さそうである(私は以前の記事の分に関しては修正した)。